望月国際行政書士事務所:mochizuki international gyoseishoshi laqyer office お問合せ
 
 

事例紹介

事例NO.14  ;Category VISA
申請者   ;男性  40歳 本邦内で自営
国籍 USA
永住申請
結果は永住許可となりました。
申請 2005年7月6日→許可2006年4月20日

申請時年齢  40歳
申請時点までの連続滞在年数 8年5ヶ月
日本人と結婚してからの年数  5年4ヶ月
最初に来日してからの通算滞在年数 15年

彼は、随分永く日本にいるので、永住を申請してみたいとのことで、2005年の6月に当事務所にやって来ました。  背が高く、カリフォルニア出身で、雰囲気からしてカウボーイのようで、陽気で、典型的なアメリカ人との印象を受けました。  またお会いしてすぐに陽気な外見とは違い本質は道徳的でかなり真面目だろうと推測しましたが、この私の推測はその後的中しました。  とにかく真面目で、当然約束の時間はきちんと守るし、お互いに分担を決めた資料も毎回必ず期日に仕上げて渡してくれました。

結婚と同時に自営に転じ、ここまで業績も順調に推移しており、かつ各種の納税状況も良好であることが分かりました。
勿論違法行為等の経歴はある筈もなく、身元保証他を日本人の奥さんが行い、約1ヶ月後の7月初旬に申請致しました。

また彼の永住の目的は、「お金のためではない」と、はっきり言っておりました。
彼は「カリフォルニアに戻れば、お金は充分ある」「自分は日本の文化や、社会に大変興味がある。」「その中でも、日本式経営手法に特に興味を持った。」 「どうしても、日本で自営の仕事を立ち上げ、日本式の経営感覚を身につけたい」「その為には、落ち着いて、経営する事が可能になるよう、永住権が欲しい」 そのように、私に説明してくれました。

永住申請の審査期間に関しては、2005年当時、他の行政書士からの情報でも大体9ヶ月前後だろうと聞いていたので、私は2005年中は結果が出ないだろうと思っておりました。
しかし当事者の彼や、彼の奥さんは、どうしても「早く」「早く」と、気が焦ってばかりいる様子でした。
結局何度か、入国管理局殿へ進捗状況を問い合わせる事になってしまい忙しい中、「行政書士のくせに、そんな事も知らないのか」っと、思われはしないか、しつこくして、審査へ悪影響はないか、など、問合せをする度に、逆効果ではないかと、心配で悩んだものでした。

結果的には、2006年4月に永住許可をとることができました。
パスポートを返す時に「どんな事に気をつけたらいいのか?」と聞かれたので日本を離れて、故郷に帰る時は「再入国許可」を必ず取るようにとか、永住と言っても公務執行妨害などを起こすと「取り消される」ことも稀にあるから今後も行動には気をつけるようにとか、色々話しました。
こういう質問をするあたりが、彼が彼たる所以だとも思いました。

その内に、彼はどうやら永住を取った外国人に対しては、日本政府として他のビザとは違い、なにかガイドブックのようなものを配ってもいいじゃないか!
恐らく、そのように思っているのだと理解しました。